カラーグラフ 職場のユニホーム
ヤングミセス用‘マタニティー白衣’を作ってみて
植田 美智子
1
1新赤坂クリニック
pp.318
発行日 1974年3月1日
Published Date 1974/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916967
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意味もなく,ただその‘ユニホーム’にあこがれて,職種を決めたという話を時々聞く事があります.確かに‘ユニホーム’から受ける印象は,強く深い意味を持っています.‘ユニホーム’は,その企業体の,あるいは,その職業の‘シンボル’であるとすれば,身につける本人もおのずと,責任,誇りを感じるでありましょうし,それを見る方でも,1つの評価の要点とするでありましょう.それだけに,単に‘作業衣’として簡単にすまされないものを感じます.良い‘ユニホーム’とは,機能的であることはもちろん,上品さを失わず,かつ,優雅でありたいと思います.着用する本人も楽しく,周囲にも好感を持たれ,すがすがしさを感じさせるものでありたいものです.以上の事を考え合わせて,当クリニックでも白衣の改良を試みてみました.時代のモードに合わせ,思い切ってややミニにもしてみました.内外共に好評のようです.そんな折,ヤングミセスであるスタッフの1人が,妊婦となり‘マタニティー白衣’なるものを作ってみました.今回は,ヤングミセス用‘マタニテイー白衣’として考案してみましたが,ナースであって女性である私達の職業柄,マタニティー白衣についても,無関心であってはならないと思います,現在,彼女は出産をひかえ,公私共に,忙しい日々を送っています.全身に幸せそうな暖かさを漂わせながら,元気に働いている姿は,周りの者にさわやかさを感じさせています.
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