看護風土記
岐阜/滋賀
鵜飼 芳江
1
,
神田 貞子
2
1岐阜大学医学部付属病院
2日本看護協会看護婦部会
pp.269
発行日 1972年2月1日
Published Date 1972/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916899
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本州の中央に海のない国として位置する岐阜県は,明治4年の廃藩置県により誕生してから100年を迎え,昨年11月22日には記念式典が開かれた.飛山濃水といわれる本県で,北部の飛騨は山と木の国,南部美濃は野と水の国である.美しい山々にかこまれた飛騨の高山はその風情が京都に似るところから小京都とよばれ,素朴な味わいをもった独特の文化を残し,絢燗たる山車が町内を練り歩く高山祭は全国的にその名を知られている.
県庁所在地・岐阜市は商業観光都市.‘面白うてやがて悲しき鵜舟かな’(芭蕉)100年の伝統をもつ長良川の鵜飼は国際的にも有名で,風折烏帽子に腰蓑姿の鵜匠が手綱さばきも鮮かにアユを狩るさまは見事である.
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