グラフ
日本バプテスト病院の看護婦づくり—看護教育と実習病院の役割
小山 和子
pp.8-15
発行日 1973年1月1日
Published Date 1973/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916534
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日本バプテスト病院(院長 榊田博)は 京都・北白川の山の中腹に建っている.一見 別荘を思わせるようなスマートな白亜の建て物である.医療王国の京都市にあっては けっして目だった存在ではないが 京都市民ばかりでなく 近県の人々からも‘北白川のバプテスト’と親しまれ 高く評価されている.また 外国人患者の多いことも特色になっている.
1955年に日本バプテスト医療団が医療と看護を通じて社会に仕えようという主旨で設立したこの病院は 従業員と患者が朝礼拝をともにしたり 牧師が病室訪問をしたりエキゾチックな習慣もみられる.しかし 実は榊田院長以下の熱心な病院管理の実践に負うところが大きいことは案外知られていない.80種以上の職種にささえられているといわれる現代の病院のホスピタリティーをささえるために冷静な経営・管理手腕の必要性を忘れてはならない.
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