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保育所訪問—新潟大学付属病院
横山 正次
,
本誌編集室
pp.113-117
発行日 1970年5月1日
Published Date 1970/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661914887
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みんなの保育所へ
—私たち看護婦が夜勤制限運動をやった本当の目的は、自分の体が楽になるということももちろんだが、より一歩進んで、本当によい看護がしたい、十分な人員で良心的な看護がしたいということにあったと思う。
それと同じことがここ(保育所)でもいえるのである。保母を定員化し、身分を安定させ、保母を増やしていく。この力から本当の保育、よい保育が生まれてくるのである「“よちよち歩き、新大保育所1年の記録より」—頼もしさを生み出す源が多分この辺にあるのであろう。この保育所の開設された43年10月という時期は、あたかもお隣りの県立病院があの”ニツパチ斗争"を果敢に斗っていた時であった。これは遇然のことではあるまい。この運動のもたらした看護婦としての昂揚した気分こそ、文頭に掲げた保育事業への深い理解あることばをもはき出させた、と考えたい。
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