読者文芸
短歌,他
渡辺 秀畝
,
田川 恭子
,
安部 サカエ
,
田中 雅子
,
瀬野 千代子
,
上原 由江
,
長力 茂子
,
吉永 定美
,
永瀬 美恵子
,
五十嵐 敏子
,
浜崎 クニ代
,
笹 和子
,
山上 三千生
pp.72-73
発行日 1964年7月1日
Published Date 1964/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912309
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長距離の電話かけ来し子の声の終りしあとも耳に残りぬ
《評》親子が離れて住まなければならない現実のきびしさ,受話器に流れて来る子の声に作者の心は重く沈むのであろう。報告的だが次の作も人生の暗い断面を詠っている。「部屋代も要らぬと寄宿に離れ住む母子の情の日日にうするる」
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