Nursing Study
新しい薬EOE-001使用によるオムツかぶれの治療経験
佐々木 フサ
1
,
執行 フサヨ
1
,
井上 賢太郎
1
1九州大学医学部小児科学教室
pp.90-92
発行日 1963年12月1日
Published Date 1963/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912101
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1.まえがき
オムツの接する部分に発赤,びらんや潰瘍ができるいわゆるオムツかぶれは,われわれ日常,育児にたずさわるものにとって大きな悩みのひとつである。これには,接触性皮膚炎,間擦疹,先天性過敏性皮膚炎,酸性便刺激やアンモニア皮膚炎などの各種がある。
とくに未熟児では,皮膚表層の角化が不十分であり,表皮膚や皮下脂肪組織がうすく,表皮剥離なども容易におこり,オムツかぶれをおこしやすいと考えられる。
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