特集 坐浴のつかわせ方
坐浴のくふう—その一つの試み
吉川 和子
1
1高知県立中央病院
pp.47-48
発行日 1963年2月1日
Published Date 1963/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911852
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1.場所の選定
戦後物質不自由時代の建物で,外科病棟としての,特殊な設備や,入浴室もない私の病院では,まず,場所の選定でした。身体を露出する患者心理と,冬季における室温などを考慮して,南側の,1病室を処置室として改造。この1隅をカーテンと,スクリーンにてしきり使用しています。(冬季でも,日中は暖かく,電気ヒーターは朝夕のみ使用する程度です)
2.準備品
(1)坐浴椅子—患者の処罷を楽にするため低いいすをくふう。いすの背,腕木は患者自身の処置動作に不自由を来たすため,とりつけませんでした。
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