グラフ
生活ケアに視点を広げる訪問看護—東京都町田市・医療法人社団公朋会—「だんけ訪問看護ステーション」の地域医療活動
木村 松夫
,
本誌編集室
pp.698-703
発行日 1998年8月1日
Published Date 1998/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905640
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東京都町田市に住むAさん(トップ写真中央)は85歳でひとり暮らしだ。週2回,「だんけ訪問看護ステーション」の看護婦・長田安子(同左)さんがやってくるのを楽しみにしている.取材があったこの日はことさら特別だった.カレンダーにハートのマークを付けて,首を長くして待っていた.「お口に合うかどうか,どうぞ召し上がれ」とテーブルいっぱいに並べられたのは,たんせい込めた家庭料理.8種類以上ものネタの五目寿司にじっくり煮込んだお煮しめ,それらに添えて手作りのぬかみそ漬けと佃煮で「おふくろの味」をご馳走してくれた.
馬場先所長も加わって,楽しいお食事会になった.話題はもっぱらAさんの料理について.ふきの葉の緑を残して苦みをほどほどに消した佃煮をつくるコツなど,ためになることばかりである.
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