特集 —がん化学療法—症状マネジメント15のQ
Q5 好中球減少—抗がん剤投与後14日目.採血で白血球数が1300と少なかったのですが,患者さんは熱もなく元気です.
薬師寺 聡美
1
,
清水 千佳子
1
,
渡辺 亨
1
1国立がんセンター中央病院内科
pp.418-420
発行日 2002年5月1日
Published Date 2002/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903955
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抗がん剤の副作用は,大きく自覚症状,他覚症状に分けられますが,他覚症状の中でも骨髄抑制(白血球減少,貧血,血小板減少)は化学療法施行時にほぼ必発の副作用で,その中でも白血球減少時の感染症は時に生命にかかわることもあることより,採血のデータの中で医師がもっとも気をつけているものの1つでしょう.
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