Close up 医療看護支援ピクトグラム
「医療看護支援ピクトグラム」を導入して
前田 章子
1
1旭川赤十字病院看護部
pp.6-8
発行日 2009年5月1日
Published Date 2009/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661101436
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
導入の経緯
旭川赤十字病院では、2008年11月に新棟が完成し、移転と同時に「医療看護支援ピクトグラム」を導入しました(写真1)。導入の目的は、安全・安心な入院生活のために患者と職員の情報共有、双方のコミュニケーションツールとして活用するためです。
従来、職員間の情報共有として注意事項や禁忌事項の文字注意を手づくりカードでベッドサイドに表示していました(写真2)。そのカードをみた設計責任者の方が、当院のサインシステムを担当していた島津勝弘氏を紹介してくださいました。島津氏によって、ダークブラウンを基調とした入院室に合わせた情報ボードが作成されました。その後、島津氏も会員である「ベッドまわりのサインづくり研究会」の横井郁子氏も加わって検討した結果、情報ボードにさまざまな医療情報を図案化したマグネットを貼り付ける「医療看護支援ピクトグラム」がつくられました。これは、日本ではじめて本格的に導入された「医療看護支援ピクトグラム」であり、当院独自のインフォメーションボードといえます。
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.