連載 対応に迷うケースに出会ったら―それでもケアをしなければならない看護師のために③
超音波検査で胎児奇形が疑われた親の意思決定への支援
長川 トミヱ
1
,
中尾 久子
2
1宮崎大学医学部看護学科
2九州大学医学部保健学科
キーワード:
超音波検査
,
胎児異常
,
医師の治療方針
,
親の意思決定
,
セカンド・オピニオン
Keyword:
超音波検査
,
胎児異常
,
医師の治療方針
,
親の意思決定
,
セカンド・オピニオン
pp.652-656
発行日 2005年6月1日
Published Date 2005/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661100154
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ねらい
医療の場では,さまざまな検査が日常的に行なわれています.しかし,病名や病状の確定診断に関連する検査は,事前に目的や方法を説明されますが,侵襲性が低く問題が少ないと考えられる経過観察や,スクリーニングのための検査については,事前に十分な説明がなされていないのが実情でしょう.そのような場合,患者は検査後に得られた情報に直面してから,初めてその対応に悩むこともあります.今回は,このような事例について考えてみましょう.
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