連載 とらうべ
生きる歓び
大沢 真知子
1
1日本女子大学人間社会学部
pp.369
発行日 2000年5月25日
Published Date 2000/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902397
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
ひとはどんなときに,生きていてよかったと思うのだろうか.
初めての子供が誕生したときの感動と喜びをつづった知人の文章を読んだことがある.深い海の底からどーんとつきあげてくるようなえもいわれぬ感動が胸にこみあげてきたと書いてあった.少し前だけれど,オリンピックで金メダルを取った岩崎恭子選手は「14年間生きて今が一番幸せ」と答えていた.
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.