クローズ・アップ
—「ウィメンズサロン」を開いて1年半がたった助産婦の—矢島床子さん
pp.179
発行日 2000年3月25日
Published Date 2000/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902355
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矢島床子さんが東京・国分寺市で助産院「母と子のサロン」をオープンしてから13年がたった。ラマーズ法によって日本の出産に変革をもたらした故三森孔子助産婦の元で修業して5年半のことであった。「母と子のサロン」オープンは新しい開業助産婦の誕生を意味し,新時代の幕明けを象徴する一つでもあった。
無我夢中で出産と育児支援に取り組んだ13年がたち,矢島さんはだんだんと中高年女性の心身の健康支援に関心が赴くようになったという。そして,1年半前の秋「ウイメンズサロン」をたちあげた。それは多彩な助産院での活動──コンサート・ヨガ・寄り道ランチ・寄り道サロン・アフターの会・食の講習会等々の経験をとおして辿りついた「支援」の集大成なのかもしれない。矢島さん自身がそれだけ人生の蓄積を重ねてつかんだ収穫の一つともいえよう。「ウイメンズサロン」が地域に根ざして女性たちの大いなるサポーターとなってくれることを願うものである。
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