研究・調査・報告
産褥婦の肛門部腫脹・疼痛に対するヘモタンポンの効果
青山 幸恵
1
,
押切 良子
1
,
及川 みや子
1
,
村山 初枝
1
,
鈴木 清美
1
,
池野 暢子
1
1いけの産婦人科小児科医院
pp.1095-1098
発行日 1999年12月25日
Published Date 1999/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611902311
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はじめに
当いけの産婦人科小児科医院では,ソフロロジー式分娩を導入していることから,分娩時の努責はゆるやかである。しかし,妊娠中の重力や便秘等の影響に加え分娩により生じた痔は大変つらく,その後の生活に支障をきたす褥婦もいる。前回痔で苦しんだ経産婦の中には,今回の分娩に対しても痔への不安を強く訴える人がいる。
今まで私たちは坐薬と共にアクリノール湿布やアイスノンを利用し,患部に冷罨法をくり返す処置を行なっていたが,更に効果的な方法について検討した結果,独自のヘモタンポンを考案した。
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