クローズ・アップ
—母子に地域で直接みれあえる幸せ。山形県八幡町の助産婦—後藤敬子さん
pp.833
発行日 1994年11月25日
Published Date 1994/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611901123
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行政の中で「助産婦」という職種で活動する地域助産婦は数少ないが,後藤敬子さんは山形県飽海(あくみ)郡八幡町の保健センターで働く行政の助産婦。町立病院の産婦人科が廃止になったため,平成5年4月から町の保健センターに異動したのだが,町の助産婦誕生のバックには,今,ともに働く保健婦と理解ある女性課長の援護射撃があった。もっと濃厚な母子ケアを提供したい,それには助産婦が必要と保健婦と課長が町長にまで働きかけてくれたのだ。
行政の中に助産婦がいて,母子にきめ細かなサービスを提供することは住民に対し必要不可欠なこと。後藤さんの所属する保健福祉課のスタッフは,この1年半の後藤さんの活動をみて,助産婦の配置が正解であったと受け止めてくれている。
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