クローズ・アップ
通信大学生としてエイボン女性スカラーシップ奨学生に選ばれた 佐藤弘子をん
本誌
,
八木 保
pp.177
発行日 1990年3月25日
Published Date 1990/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900040
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「大学で学びたい」そんな願いをずっと胸の底にしまっていた佐藤弘子さんは,麻酔科医のご主人の転勤で病院助産婦を退職し上京したのを機に,通信教育に挑戦,1982年10月日本女子大学家政学部児童学科に入学した.当初は卒業できるとは思わなかったというが,今春晴れて卒業,学士号を手にした.最終年には応募論文が認められ,1989年度エイボン女性スカラーシップの奨学生に選ばれ,また学業成績が優秀で学内の奨学金を送られるなど,努力を大きく実らせた佐藤さんである.
通信教育といっても4年制大学に変わりはなく,卒業するには124単位を修得しなければならない.教科書を読みレポートを一人で作成する作業の積み重ねである.母子保健との関連で児童学科を選んだが,哲学や世界史といった一般教養科目が予想以上に面白かったという.
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