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切り抜き帖
中嶋 真澄
pp.10-11
発行日 1987年1月25日
Published Date 1987/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207045
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慶大グループが開発した女児産み分け技術は,「遺伝病予防のために限るべきだ」という考え方に落ち着いたわけだが,わが国を含め,世界各国の遺伝相談専門家は「産み分け」の有用性について,きわめて低くしか評価していないことが,米国立保健研究所(NIH)の呼び掛けで17か国が参加して行なわれた調査の結果から分かった.この結果は,遺伝病予防を理由とした応用や研究にも水をさした形となった.
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