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切り抜き帖
中嶋 真澄
pp.1016-1017
発行日 1985年12月25日
Published Date 1985/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611206773
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「子供は3人が理想」とする家庭が6割近くにのぼることが,厚生省の人口動態社会経済面調査の結果でわかった.この調査は昨年9月秋田,山梨,香川,宮崎の4県と大阪市の5地区で,59年4月に生まれた子供のいる家庭6151世帯にアンケート用紙を郵送,回答のあった4043世帯をまとめたもの.
それによると,理想とする子供の数では3人が断然多く57.4・パーセント,次いで2八が34.1パーセント,4人以上7.2パーセント,1人1.2パーセントとなっている.今後希望する子供の数では,現在子供1人の夫婦のうち51パーセントが「あと1人」,41.2パーセントが「あと2人」としているほか,2人の子持ちの夫婦のうち45.4パーセントも「あと1人欲しい」と答えている.とりわけ,母親が20代前半で子供がすでに2人いる家庭では3人志向が強く,52.1パーセントと過半数を占めている.また,現在いる子供の数の平均(1.76人)と今後希望する子供の数の平均(0.85人)を合計した「平均希望子供数」は2.16人になる。
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