グラフ
母性保健指導と桜井幸子さん—東南アジア家族計画視察団とともに訪ねて
八木 保
pp.1-4
発行日 1978年1月25日
Published Date 1978/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205316
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飛騨高山で,保健指導專門に開業し,地域の信頼をつかみ,着々と母子保健を充実させている桜井幸子さんを訪ねた、折しも家族計画国際協力財団の主催するセミナーに参加していた,東南アジア17か国22名の視察団と行を共にする機会に恵まれ,桜井さんの幅広い活動の一端を知ることができたようだ.
市や医療施設,また桜井さんたちの地域に対する多面的な働きかけが蓄積したせいか,初産婦の母親学級への参加率,妊娠届出,帝切率など,衛生統計という形の上にもその充実ぶりは現われていた.
東南アジア諸国から来日した家族計画指導のリーダーたちは,分娩への人為的介入,医療事故や賠償問題など,きわめて今日的な点について質疑を交わしていた.
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