ケース・レポートを読んで 臨床助産婦の立場から
児死亡後,産婦への関わり方
加藤 チヱ子
1
1横浜市立市民病院産婦人科
pp.294-295
発行日 1975年6月25日
Published Date 1975/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204869
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挙児を希望しているのに,妊娠前から母体疾患があったり,あるいは妊娠後に合併症が誘発されたりして,慎重な妊婦管理にもかかわらず,児死亡という不幸な事例にあうことは,私たち助産婦にとっても悲しいことである。
レポートを読んでみて,2つの大きな問題が提起されているように思われた。1つは妊婦管理の問題であり,1つは児死亡の転帰をとった産婦への対応のしかたである。私は,この2つの問題の中から,後者の問題,児死亡後の産婦への対応のしかたについて,日頃感じていることについて書いてみたいと思う。
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