連載 おんなと働く
水のゆくえを………—低迷する婦人意識の調査結果から
山口 真
1
1ユネスコ・アジア文化センタ
pp.58-59
発行日 1973年4月1日
Published Date 1973/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204511
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男性にとって,家庭と職業はさして重大な問題とはならないが,女性(=おんな)にとって,この2つの関りの間にどう竿さして生きるかはいぜん,古くて新しい問題として,くりかえし登場している。
大部分のおんなにとって,職業につくことは,人生に不可欠のものでなく,「社会を知るため」のチャンスであったり,生活費の不足を補うためのいわばやむをえぬ行為であったといってよい。いや「あった」のではなく「ある」といいかえたほうが正しいのだろう。
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