特集 各種の分娩介助法
—国際聖母病院—国際聖母病院産科で行なっている手鉗子による分娩介助法
洲脇 絢子
1
1国際聖母病院分娩室
pp.40-41
発行日 1970年4月1日
Published Date 1970/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203914
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1.はじめに
会陰保護の目的は,分娩に際して会陰裂傷の発生を予防し,児を安全に娩出させることにある.その方法は各病院や個人によっても多少の相違はあろうが,目的に変わりはなく,刻々に変化する分娩機転に応じて,臨機応変の処置を講じることが助産婦に課せられた責任である.しかし,最近では麻酔分娩や,手術分娩が普及しつつあり,助産婦の分娩介助法も従来の方法と変わった面もみられるようになった.ここに紹介する分娩介助法は必要な場合は,いつも会陰切開を加えた場合に行なう方法であることをつけ加えておく.また国際聖母病院産科では従来よりこの様式で分娩介助を行なっている.
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