産科学補習講座・13
産(婦人)科領域の種々の症候群
品川 信良
1
1弘前大学医学部
pp.55-59
発行日 1969年4月1日
Published Date 1969/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203734
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
人名なんかがついた○○症候群という言葉を,私たちは日常,よく眼や耳にする.そのなかには原因がわかっていないために,しかたなしにそう呼ばれているもの,実地上の便宜から1つの約束として用いられているもの,発見者ないしは最初の記載者の功績をたたえる意味でいつまでも使用されているもの等々,さまざまなものがある.もちろん,やたらにそれらを振りかざして学を衒(てら)うのも考えものであるが,みんなが使うものを全然知らないのも困りものである.そこで今回は,産(婦人)科領域でよく用いられる症候群のなかから主なものをとりあげて,簡単に解説してみる.
なお,アイウエオ順に述べてみたまでのことで,重要度などとは一切関係がないことを,予めおことわりしておく.
Copyright © 1969, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.