北から南から
ゼロ歳児,助産院で保育(東京中野)
pp.64
発行日 1968年5月1日
Published Date 1968/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611203570
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ママさん労働者のための保育ママ(家庭福祉員)制度が全国的に取り上げられるようになって,すでに7年余.中野区ではこの制度を一歩進めた"団体福祉員制度"を5月1日から,同区の功産婦会(安田けい会長)の協力で発足させることになった.従来の制度と違って,数人の助産婦がグループになってゼロ歳児だけを保育するわけだが,このような助産婦グループの"小規模保育所"は東京都内はもちろん,全国でもはじめての試み,ゼロ歳児を養育する保育園がないばかりに,職場に復帰することができなかった母親たちにとって,この制度はまたとない朗報.各地でも,この中野区独自の試みを注目しているが,同区では新年度と並行して保育ママへ,月最高3万円までの報償金制度も採用することになった.
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