口絵
助産院のサービス活動—嘱託医による母子の保健指導
原 トクエ
pp.21-24
発行日 1958年12月1日
Published Date 1958/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201588
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助産婦の分娩取りあつかい数は減少しているといいながらも,助産婦の工夫によつて充分一般の人気を集めて繁昌している助産院もある.
東京都渋谷区本町1丁目の幡ケ谷助産院は最近,改築も行い,4間ある入院室も常にいつぱいの状態である.院長の原トクエさんは「妊婦に信頼してもらう事が第一の問題です.助産婦が云つても信用しない場合でもお医者さんが云えば信用する場合もあります.だから私の所では月1回母親の健康診断を嘱託の先生にお願いしております.それによつて妊婦は安心しますから.そして家で分娩なさつた赤ちやん1カ年間,やはり先生による健康相談をしております.乳児1年間位は,助産婦の責任ですからね」と云つておられる.
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