今月の言葉 
                        
                        
                
                  
                  
                  
                  
                            
                                    
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    助産婦界今年の課題
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                木下 正一
                                            
                                            
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.9
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 1958年1月1日
                  Published Date 1958/1/1
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201396
                
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人間は,大地の引力を離脱して,遙か遙か宇宙の彼方に,未知の新世界を拓こうとしつつあるという.これこそ正に,新時代の黎明と言わなければなるまい.人間とは,大地の中から生れ,大地の上に暮し,やがて又大地の中に消えてゆくものとのみ思つていた私たちにとつては,原子力・ミサイル・スプートニツク等々は,ただ驚異と驚嘆以外の何ものでもない.私たち自身としては,地上の問題さえが煩わしさの限り,これだけでも精一ぱいである.天界のこと,否,天外のこととなると,もうあまりにも遙かすぎる感がある.
彼に較べるならば,あまりにも旧態依然たるささやかな,地上の一助産婦界のことではあるが,これとても新時代の照明の下に,更めてその将来のあるべき姿を考えてみるべきではあるまいか.
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