研究
訪問鞄と分娩鞄
清水 すみ江
pp.6-9
発行日 1957年3月1日
Published Date 1957/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201220
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我国にては古来より分娩の殆んどが家庭に於て取扱われ,昨今都市に於ては施設分娩が増加の傾向にあると言え,尚且つ全国的に見れば約80%は自宅分娩である.従つてそれに使用せられる分娩用具入れは種々考案せられているが,之れこそ最も理想的であるというものは残念ながら今のところ見当らないようである.我々が助産の業務を完全に遂行するためには必要なる物品は常に整備され,衛生的に取扱われ,且つ必要に応じては何時でも手軽く持運んで使用出来るよう,又その取扱いについても,順序よく無駄なく行われることが必須条件と考えられるので訪問鞄と分娩鞄の二つに分けて考えて見た。
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