特集 運動処方—有害事象のリスクがある患者への対応
今月のハイライト
pp.810-811
発行日 2023年8月10日
Published Date 2023/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202893
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運動療法が数多くの疾患,循環器・呼吸器疾患や運動器疾患だけでなく,がんなどの内部疾患,うつ病などの精神科疾患の予防や改善によい影響を与えることが,近年多く報告されています.積極的に運動療法を行う施設も増え,運動負荷試験などの評価を基にした適切な運動処方とその確実な実施も根付いてきているといえます.一方,その対象が拡大するにつれ,慎重に運動処方すべき例も多くなっており,「リスク管理」と「効果的な運動負荷」のはざまで悩む臨床場面も増えてきていると考えます.そこで今回は,運動処方の原則と,これまで運動療法実施にリスクがあり慎重に行うべきとされてきた疾患・病態に対しての運動処方を中心に解説していただきました.
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