特集 脳卒中診療とデータベース
今月のハイライト
pp.98-99
発行日 2019年2月10日
Published Date 2019/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201547
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脳卒中患者数増加とともに,リハビリテーション医療を含む脳卒中医療費は増加の一途をたどっており,限られた医療費のなかで良質な医療を提供するために,脳卒中診療の体制整備や効率化が求められています.医療データベース(database;DB)をもとにしたビッグデータの活用などが進められ,脳卒中診療においても医療の質の評価(quality indicator;QI)の導入が検討されています.今回,研究あるいは事業として進められている脳卒中DB登録について,リハビリテーション関連職種も知っておくべき脳卒中DBを取り上げ,今後の普及や活用に向けた特集を企画しました.折しも,特集内でも触れられているDB登録事業の法整備につながる「脳卒中・循環器病対策基本法」が国会で可決,成立したというビッグニュースが舞い込んできました(2018年12月).わが国の脳卒中診療が大きく変わる前触れのように感じています.
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