Japanese
English
実践講座 小児発達検査・第4回
言語発達
The assessments for children's language development.
佐藤 裕子
1
Yuko Satoh
1
1国立成育医療研究センターリハビリテーション科
1Division of Rehabilitation Medicine, National Center for Child Health and Development
キーワード:
言語発達
,
小児の言語評価
,
発達援助
,
言語発達の阻害要因
Keyword:
言語発達
,
小児の言語評価
,
発達援助
,
言語発達の阻害要因
pp.335-339
発行日 2014年4月10日
Published Date 2014/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552110466
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はじめに
言語とは,感覚,知覚,認知,思考,記憶の表象などを,言語記号として発信・表出・記号化し,受信・理解・解読するために,いくつかの過程をもつ交信記録の総称である1).言語は伝達機能,思考機能,行動調整機能の3つの機能をもつ.子供がこれら言語の機能を獲得し,使用し洗練させていく過程が言語発達である.
言語発達障害とは,さまざまな要因で話しことばの理解や表現,文字の理解が同一年齢集団の平均的発達水準から有意に遅れる,質的異常のある状態を意味する幅広い症状名である2).言語発達を阻害する主な要因を表13)に示す.
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