連載 発達障害者支援センターの取り組み
仙台市発達相談支援センター「アーチル」―本人・家族とともに,市民・地域とともに
今田 愛子
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1仙台市発達相談支援センター「アーチル」
キーワード:
障害者ケアマネジメント
,
願いを施策に
,
発達障害者支援体制整備
,
エンパワメント
Keyword:
障害者ケアマネジメント
,
願いを施策に
,
発達障害者支援体制整備
,
エンパワメント
pp.168-169
発行日 2009年2月10日
Published Date 2009/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101449
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はじめに
仙台市の発達障害者支援センターは,児童相談所の発達・障害相談機能と知的障害者更生相談所機能を併せもつ直営のセンターとして,2001年4月に開設された仙台市発達相談支援センター(以下,アーチル)が同年10月に厚生労働省から指定を受け,スタートした.アーチルは,本市における地域リハビリテーションシステムのうち,療育システムの中核としてその役割を期待されたものであり,保護者団体からの要望が開設の後押しになった.
保護者や関係者などで構成する第三者機関「発達相談支援センター連絡会」(以下,連絡会)と,国の運営要綱に基づく「発達障害者支援センター連絡協議会」(以下,協議会)が設置され,両組織は発達障害児者支援体制を促進させる大きな力となっている.アーチルの取り組みは,仙台市障害者保健福祉計画における基本目標「誰もが生きがいや働きがいをもち,自立した生活をおくることができるまちづくり」を目指すものであり,障害者ケアマネジメントを官民協働で取り組むことを基本的な考えとしている.
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