学会印象記
第18回日本末梢神経学会学術集会
栢森 良二
1
1帝京大学リハビリテーション科
pp.200-201
発行日 2008年2月10日
Published Date 2008/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101189
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第18回日本末梢神経学会学術集会が2007年8月24日(金),25日(土),弘前大学大学院医学研究科分子病態病理学講座,八木橋操六教授の会長のもと弘前市で開催された.
本学会の特別企画は慶應義塾大学医学部生理学教室の岡野栄之先生の「中枢神経系と末梢神経系の再生研究」であった.記念講演は弘前大学名誉教授で麻酔科の松木明知先生の「空白の二十七時間―八甲田雪中行軍遭難事件の謎に迫る―」である.イブニングセミナーではWayne州立大学のAnders AF Sima教授の「Pathology of diabetic neuropathy:an update(糖尿病性ニューロパチーの病理:最新情報)」である.ランチョンセミナー2ではManchester大学のRayaz Ahmed Malik先生の「Early detection of diabetic neuropathy and direction of treatment(糖尿病性神経障害の早期発見と治療方針)」である.八木橋会長の専門が糖尿病性神経障害の病理であることから,この2つの講演内容は先生の考えている今後の糖尿病医療の方向性と符合していると思われる.
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