特集 IADL—生活をもっと科学的に
EOI(essences of the issue)
pp.765
発行日 2019年8月15日
Published Date 2019/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551201622
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理学療法士が使用するADLのスクリーニング検査は,明らかなdisabilityをもたらさない内部障害のような疾患や,高齢者などのフレイルでは,識別力が非常に低くなる.その際に重要となる指標がIADL評価である.現在,一人世帯,高齢者のみの世帯が増加するなか,ADLが自立していても掃除や調理ができずに退院できないという事態に直面し,理学療法士もIADLに注目せざるを得ない状況になっている.理学療法士はADLやIADLを科学的に捉え,もっと戦略的に取り入れる必要がある.本特集はADLやIADLを生活機能として幅広く解釈し再考する機会とした.
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