特集 地域における理学療法のパラダイムシフト
EOI(essences of the issue)
pp.183
発行日 2014年3月15日
Published Date 2014/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551106570
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団塊の世代がすべて高齢期となる2025年に向けて理学療法士がどのように活動していくかは大きな課題である.地域包括ケアシステムの概念図の中央にリハビリテーションが明記され,地域ケア会議や介護予防において理学療法士の積極的な参画が期待されている.従来の病院・施設を場にした,疾病や障害を負った人に対し,個別的で,直接的支援重視から,病院・施設から地域社会に目を向け,健常者も含めたいかなる状態の人に対しても,地域単位で,組織化や教育・啓発を支援しながら,答えを創造していく理学療法へと意識変革をしていかなければ,その存在価値は薄れていくと予測される.
そこで本特集では,先駆的に意識変革とその実践をしている理学療法士の地域での活動を紹介する.
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