特集 進行性疾患―QOL向上への取り組み
EOI(essences of the issue)
pp.463
発行日 1999年7月15日
Published Date 1999/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105342
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治療手段が見つかっていない進行性疾患へのリハビリテーションアプローチの基本的考えが,個々のADL機能を最大限維持することから,それらをも統合したQOLの向上・維持へと進みつつあるのは必然であろう.そこではチームを構成する職種すべてが患者の良質なQOLを目指して機能することが要求される.しかしながら,これは口で言うほど簡単ではない.障害は進行し,QOLの概念はあまりに幅広く,しかも個別的かつ抽象的だからである.そこで本特集では,代表的な進行性疾患を選び,多くの症例を経験し入院から在宅まで一貫したQOL向上に取り組んできたチームの理学療法士の目を通して,その包括的な取り組みおよび理学療法士の関わりを,より実践的かつより具体的にまとめていただいた.
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