新人理学療法士へのメッセージ
士会・協会活動へのお誘い
小室 透
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1兵庫医科大学病院リハビリテーション部
pp.272-273
発行日 1993年4月15日
Published Date 1993/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103730
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1965年6月29日,法律第137号として「理学療法士及び作業療法士法」が公布されて以来,先輩諸氏の多大な努力により築かれてきた基盤の上でわれわれは理学療法士として業務を行なっています.しかし,歴史的にみれば若干20数年が経過したにすぎません.今後,理学療法士が医療の中で,そして社会の中で揺るぎない専門職としての立場を確立していくためには,われわれ自身の手でさらに広く厚い基盤を作り上げていかねばならないと考えます.しかし,現状を鑑みると決してこの作業がすべての面で着実に進んでいるとは思えません.
今後は,会員数もふえて各理学療法士の個性も多様化していくでしょう.したがって,今こそわれわれは自分たちが歩いている基盤の脆さを自覚し,再びこの基盤を固めるためのシステム作りに一致団結しなければならないと考えます.
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