雑誌レビュー
“Physiotherapy Canada”(1990年版)まとめ
杉元 雅晴
1
,
今井 公一
1
,
杉浦 昌己
2
,
坂本 亜理砂
2
1藍野医療技術専門学校
2中部リハビリテーション専門学校
pp.713-716
発行日 1991年10月15日
Published Date 1991/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551103372
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Ⅰ.初めに
カナダの理学療法協会誌である“Physiotherapy Canada”は,1990年で42巻に達し,『理学療法学』の約2.5倍の歴史をもっている.両雑誌とも年6回の隔月刊行である.論文のアブストラクトは英語とフランス語での記述が必要になる.論文は『はじめに』,『方法(対象,実施方法と分析,統計学的解析)』,『結果』,『考察』,『限界(limitation)』,『臨床的応用(clinical implication)・示唆(practical implication)』,『結論』という順序で構成され,この研究の限界を分析するとともに展望を提示している.
1990年度版には,研究論文17編,レビュー5編,症例報告2編,その他2編の計26論文が掲載されている.また,カナダ理学療法協会主催の学会の抄録も掲載されている.ここでは,研究論文とレビュー論文を①筋力関係,②平衡機能関係,③歩行関係,④物理療法関係,⑤呼吸器関係,⑥教育・管理関係に分類した.紙面の都合により筆者が興味をもった論文と特集を中心に紹介する.論文名の後に付けた( )は,掲載号とページを示し,本誌あるいは他誌に抄録掲載されているものについても付記した.
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