書評
『スポーツ科学・医学大事典(全3巻) ―ギャレット,スピーア,カーケンダル(編),福林 徹,渡邊好博(監訳)―「①スポーツ整形外科学 ―理論と実践―」/―ギャレット,カーケンダル(編),宮永 豊(総監訳),阿江通良,河野一郎,髙松 薫,徳山薫平(監訳)―「②スポーツ運動科学 ―バイオメカニクスと生理学―」/―ギャレット,カーケンダル,スクワィアー(編),宮永 豊(総監訳),赤間高雄,宮川俊平,向井直樹(監訳)―「③スポーツ医学プライマリケア ―理論と実践―」』
守屋 秀繁
1,2
1千葉大学
2鹿島労災病院
pp.1096
発行日 2010年12月15日
Published Date 2010/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551101822
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この大事典は今回出版された「スポーツ整形外科学」,「スポーツ運動科学」,「スポーツ医学プライマリケア」の厚い3冊から構成されており,以前私が監訳した「スポーツリハビリテーション」(西村書店・刊,本体7,600円+税)を加えると4部作とも言えるかもしれません.どれも現在,流行の絵や図の多い本と違って,字が非常に多く,勉強嫌いなスポーツ愛好者には絶対に好かれない本だろうというのが私の第一印象でした.私も今回,書評を依頼されたので仕方なく目を通していたら,いつの間にか引き込まれるように読み続けていました.そうです.これらの本はスポーツを題材に生業をなしている人達,特にスポーツの講義や講演をしなければならない人達が一部はスポーツ雑学として知っていたほうが良いような内容があちこちに記載されているのです.
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