けんさアラカルト
ミャンマー国・ハンセン病対策基礎保健サービス改善プロジェクト—その3
鈴木 慶治
1
1国立療養所多磨全生園研究検査科
pp.1218
発行日 2002年10月1日
Published Date 2002/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543906404
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アマラプラ・タウンシップ病院訪問
アマラプラ市は,古都マンダレイの南約11kmに位置する.人口149,613人の織物工業が盛んな地域で,狭い道路を通り抜けた先に病院がある.医師が1名勤務し,肺炎の子ども,AIDSを疑う男性,闇で受けた中絶に失敗し運び込まれた女性などさまざまな疾病の患者さん20数人が入院していた.
アマラプラ・タウンシップ病院でいただいたハンセン(Hansen)病に関するパンフレット(2000年)には,有病率3.0/10,000,新患者発見率27.4/100,000,治療終了者146人,累積治療終了者1,193人,新患者の15歳以下の割合26.8%とある.ミャンマー国全体と較べ,新患者発見率のやや高い地域である.
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