増刊号 緊急検査実践マニュアル
各論
1.生化学検査
1)血液ガス 技術編
福永 壽晴
1
1金沢医科大学臨床病理学教室
pp.674-678
発行日 1999年6月15日
Published Date 1999/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543903819
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
血液ガスの測定は,古くはVan Slyke-Neillの検圧計(O2およびCO2の含量を実測する)や,Astrup法(PCO2をCO2平衡曲線とpHの関係より求める)が使用されていたが,現在ではほぼすべての測定装置で電極法が用いられている.
また,測定項目もpH, PCO2,PO2のほかにSO2,ヘマトクリット(Hct),総ヘモグロビン量(tHb),CO-オキシメトリーなどが測定できる機種が増えているが,本稿ではpH, PCO2,PO2の3項目(電極法)に限定し,演算項目も除外する.
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.