技術講座 生理
血液ガス測定の精確さの評価方法
東 由佳
1
,
福永 壽晴
2
1金沢医科大学病院中央臨床検査部
2金沢医科大学病態診断医学
pp.241-246
発行日 2005年3月1日
Published Date 2005/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543100490
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新しい知見
最近の血液ガス測定装置は従来のデスクトップ型に加え,ポータブル型あるいはハンディ型の装置が開発され,より患者の近く(point of care,POC)での測定が可能となった.これらの装置は半導体センサーを使用しており,一つのカートリッジに測定部と試薬が一体化されたものから測定部と試薬が別々のカートリッジになっているものまで種々の組み合わせがある.検体測定数も一検体ごとにカートリッジを使い捨てるものから20~100検体単位で使い捨てるものまでさまざまであるが,基本的にはメンブレン交換などを必要としないメンテナンスフリーの装置である.
このような装置は誰でもいつでも簡単に測定が可能であるため,point-of-care testing(POCT)として利用しやすく,今後ますます普及していくと考えられる.
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