検査法の基礎
心筋コントラストエコー図法
増山 理
1
,
南都 伸介
2
,
林 英宰
3
1大阪大学医学部第一内科
2関西労災病院循環器科
3河内総合病院循環器科
pp.487-491
発行日 1994年6月1日
Published Date 1994/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543902039
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
サマリー
心筋コントラストエコー図法とはコントラスト剤を冠動脈に注入し,心筋エコー輝度を増強させ,その解析から心筋灌流状況を評価しようとする手法である.この心筋コントラストエコー図法を虚血性心疾患に適用することにより,心筋梗塞領域の同定,梗塞心筋のviability(生存度)の評価,側副血行路の機能評価,心内膜下心筋虚血の可視化などが可能である.近い将来,肺血管床を通過するコントラスト剤の出現により,経静脈心筋コントラストエコー図法の可能性が期待される.
Copyright © 1994, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.