増刊号 免疫検査実践マニュアル
各論
Ⅷ.感染症
1.細菌・クラミジア感染症の免疫検査
(1)呼吸器感染症
山下 祐子
1
,
河野 茂
1
1長崎大学医学部第2内科
pp.263-265
発行日 1994年4月15日
Published Date 1994/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901962
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■マイコプラズマ
1.補体結合反応(complement fixation;CF)1)
CFは最もよく用いられている.主にIgGを測定する.抗体価は発病後7〜10日で上昇し,3〜4週間目にピークに達し,以後8週まで32〜64倍の抗体価が持続する.判定は,ペア血清で4倍以上の上昇を,シングル血清で64倍以上(欧米では256倍以上)の抗体価を陽性としている.本法の欠点は,検査に時間がかかること(20〜24時間),感度がやや低いことである.
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