検査ファイル
パラフィン切片用薄切用替刃メスの長所と短所
岡崎 綾子
1
,
恒吉 正澄
1
1九州大学医学部病理学第二講座
pp.173
発行日 1994年2月1日
Published Date 1994/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901813
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組織標本を診断する際に,鏡検しやすいために,また学会用のスライド標本を作るにも,きれいな組織切片を作らなければならない.これらの目的に沿うために大変な努力が必要であるのは周知のとおりである.このような状況の中で,ミクロトームの薄切用替刃のメスの出現は組織標本作製上,画期的なものであり,大変うれしいものであった.
1960〜1961年ごろは手研ぎ砥石で研いで,2種類の馴み皮砥で仕上げをするという非常に手間のかかる作業であった.
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