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リアルタイム共焦点型レーザ顕微鏡の尿沈渣赤血球形態観察への応用
兵藤 透
1
,
宮川 征男
2
,
飯野 晃啓
3
1松江市立病院泌尿器科
2鳥取大学医学部泌尿器科学教室
3鳥取大学医学部解剖学第一教室
pp.233-234
発行日 1993年3月1日
Published Date 1993/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901438
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血尿中の赤血球が腎炎(糸球体性)由来か泌尿器科疾患(非糸球体性)由来かを鑑別する方法は位相差顕微鏡によりBirchら1)(1979)が報告している.以来,さまざまの追試が行われ,その有用性が確かめられている2).
位相差顕微鏡は通常光を光源としているため像のコントラストが低く,不鮮明の場合も多く,赤血球の鑑別が煩雑で,時間を要し,判定に検者の主観が入りやすかった.
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