技術講座 血液
非特異的エステラーゼ染色
長井 一浩
1
,
朝長 万左男
1
1長崎大学医学部附属原爆後障害医療研究施設内科
pp.428-432
発行日 1991年5月1日
Published Date 1991/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900597
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サマリー
非特異的エステラーゼ(NSE)はヒトの血液細胞では単球,顆粒球,リンパ球といった白血球および血小板,巨核球などに存在しており,それぞれ異なるアイソエンザイムの分布を示す.適切な基質,至適なpHや反応時間を設定したうえで酵素活性を細胞化学的に証明することによって,血球のタイプを鑑別することができる.主に急性白血病の病型分類において重要な方法となるNSE染色の原理,実際,臨床応用について解説した.
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