けんさ質問箱
Q 凝固検査の検査値の解釈について
新徳 隆子
1
,
北村 聖
1
,
M.Y.
1東京大学医学部附属病院検査部
pp.90-91
発行日 1991年1月1日
Published Date 1991/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900507
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肝硬変の末期で膵癌を伴った患者(78歳,女性)の血液凝固検査を行ったところ,①プロトロンビン時間46.5秒,②ヘパプラスチンテスト5%以下,③Dダイマー500〜2,000mg/ml,④フィブリノゲン300mg/dlとなりました.①〜③は異常と思われるのに対し,④は正常値と思われます.①と④は同じ肝臓で作られる凝固因子なのに,どうしてこのような違い(正常と異常)が出てくるのでしょうか.また①〜④のデータをどう解釈したらよいかもお教えください.
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