明日の検査技師に望む
検査技師に対するイメージ
遠藤 治郎
1
1島根医科大学附属病院検査部
pp.20
発行日 1991年1月1日
Published Date 1991/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900485
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一般には検査技師はどのような印象を抱かれているのだろうか.ここで医大2年生(教養課程,50名)を対象にして行ったイメージ調査の結果を示してみよう.
イメージとは,個々の人が特定の対象や事態,概念に対して抱いている,漠然とした過去,現在にわたる経験や印象の全体のことである.図には,“医師”と“理想的な医師”,“看護婦”,“検査技師”に対して持つイメージをsemantic differential法を用いて調査しプロフィル化したものを示した.医師,看護婦,検査技師に共通して,鋭い,知的,充実した,はっきりした,現実的なイメージがある.教養課程の医大生が,医療専従者に対して持つ基本的な性質ととれよう.これは一般市民が持つイメージの反映ともいえるかもしれない.
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