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英語講座を始めるに当たって
近年は臨床検査の分野の進歩が目覚ましく,こうした背景のもとに,検査技師にもより高度な技術やup-to-dateの知識が要求されている.そして,必然と諸外国との交流が活発となり,欧文,特に英語の文献を介して新しい知識や情報をやりとりすることが不可欠となっている.しかし,英語を苦手としている方が多いこともまた事実である.このシリーズでは,実際の研究論文の中から興味あるテーマや新しい技術を扱ったものを引用しながら英語論文に慣れてもらうとともに,専門用語の習得や読解力の向上を目指してもらうものである.
科学論文に限らず,論文を読む前には,まずその組み立てかたを理解することが大事である.臨床検査関連の論文の中でもとりわけ高頻度に利用されている“Clinical Chemistry”には,数ページから成る‘Information for Authors’(著者の手引,投稿の指針)が投稿する人のための手引として各号に掲載されている.ここでは論文の構成,科学用語の使いかた,単位の表現などを懇切丁寧に解説している.この手引は投稿をする場合のみならず,科学論文を読む人にも,ぜひ一読してもらいたいものである.今回はこの手引の一部を引用して,論文の構成とともに英文読解の入門としたい.
An abstract, intelligible by itself, should be included in all contributions to Clinical Chemistry except letters to the editor, technicalbriefs, and case conferences. The abstract, not to exceed 150 words,summarizes the plan, procedures, results, and conclusions of theinvestigation. Remember that the abstract will be the most widelyread portion of the paper and will be used by the various abstractingservices.
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