検査ファイル
〈項目〉酵素反応を用いたMoraxella(Branhamella)catarrhalisの迅速同定法
上遠野 保裕
1
,
内田 博
1
1慶應義塾大学病院中央臨床検査部
pp.1406-1407
発行日 1990年10月1日
Published Date 1990/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900409
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かつてMoraxella(Branhamella)catarrhalisは口腔内常在細菌叢の一つとされていたが,近年,呼吸器感染症,特に慢性気道感染症の起炎菌であることを示唆する報告が増加しており,本菌の臨床的重要性が注目されるとともに迅速な同定法が求められている.
M. (B.) catarrhalisの同定は現在,下記に示すような生物学的性状を検討することによって行われている.
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